こんにちは、ぶひなです。
去年何となく見ていたYouTubeで興味を持ったLFCコンポスト。
生ごみ処理機というと、どうしてもでかくて邪魔なイメージがあったのですが、
こちらのコンポスト、
これなんです!どうですか?可愛くないですか?
ぱっと見生ごみが入っているようには見えないところが良いんですよね~。
こちらを使ってから約一年が経過したので、感想をレビューしてみたいと思います。結論としては、今後も続けていきたいものでした。
LFCコンポストはこんな方に向いています。
- 家庭から出る生ごみの臭い、水分が気になる
- エコに興味がある
- 家庭菜園をしている
- インテリアを損ねない生ごみ処理機が欲しい
- 電気を使わない生ごみ処理機が欲しい
逆に言うと、家庭から出る生ごみが少なかったり、自宅にプランターや畑がなく、出来た堆肥を利用する所がないという方には向かないかなと思います。
導入費用について
まず、初回にバッグ付きで送料込み、4763円かかります。
2回目以降は中身のみが届くので、送料込みで2398円になります。
2023年7月1日から送料が100円値上げされ、550円から660円になります
定期便の方が200円お得なので、とりあえず定期便にして様子を見て、自分の生ごみの処理スピードを見ながらお届けペースを変えていくと良いと思います。
コースの変更はお問い合わせフォームからいつでも出来ます。
ちなみに、自治体によっては生ごみ処理機の費用を助成してもらえるところもあるので、HP等で調べてみると良いと思います。
我が青森市も購入費用の半額まで、最大3000円の助成が受けられます。件数が上限に達すると募集が締め切られてしまうので、年度の募集が開始されたら早めに申請するようにしましょう。助成を受けられるのは、年に一回のみです。
尚、購入前に申請するのが一般的なようなので、急いで購入してしまわないようにしましょう。
初回はバッグと資材が、2回目以降は右側の資材のみが段ボールに入って届きます。
入れる生ごみについて
生ごみの量は一日あたり500グラム以内が目安だそうです。
私はお料理などに使うタッパーに、コンポストに入れられそうな生ごみだけまとめて冷蔵庫で保管し、
翌朝投入しています。(500mlのタッパーがあれば便利です。)
試しに重さを量ってみたら390グラムでした。
あまりにも多い日は、翌日に分けた方が良いと思います。
ちなみに、分解が早く進むように大きな野菜の皮などは小さめにカットしたりします。
ある程度の水分も必要なので、特に乾かしたりはしなくて大丈夫です。
- 入れて良いもの
-
野菜や果物の皮や種
卵の殻
肉・魚類(骨・内臓もOK)
コーヒーかす、お茶がら
食べ残し
- 入れない方が良いもの
-
貝殻
タケノコやトウモロコシなどの固い皮
生ごみ以外のもの
草花
我が家はコーヒーを毎日飲むので、コーヒーかすをよく入れます。
バナナやリンゴの皮を入れることも多いです。
玉ねぎの皮の一番外側の部分は、なかなか分解されないので入れないようにしています。
卵の殻も、分解に時間が掛かるので、洗って乾燥させて、細かく砕いてから少しずつ入れるようにしています。
使用方法
実際の使用方法としては、バッグに資材を入れた後
少し穴を掘って生ごみを投入して
軽く土をかけてあげるだけです。
日々の作業としてはこの程度なので、全く手間はありません。
隣に、かき混ぜ用のスコップと、水分が足りない時に足す用のペットボトルを置いています。
ちなみに、現在はこんな感じです。
3月からスタートさせたのですが、気温が低い日も多く、あまり分解が進んでいない感じです。
時間がある時によくかき混ぜたり、大きすぎた生ごみをシャベルで砕いたりしています。
熟成について
約2か月間生ごみを投入し続けると、さすがにバッグがいっぱいになってくるので、投入をやめます。
その後、3週間の熟成期間を経て、堆肥が完成します。
熟成期間中は週に1~2回スコップでかき混ぜます。水分が足りない場合は500mlを目安に混ぜます
熟成後はこんな風に、生ごみだと分からない状態になります。
栄養たっぷりの自家製堆肥をガーデニングの植物に分けてあげましょう!
有機肥料なので、量を気にせず気軽に使えるのがとても良いです。
自家製なので安心感が違いますよね。
冬場のコンポストについて
気温が下がってくると、微生物の動きも鈍ってくるので、分解が遅くなってくると感じます。
氷点下になる地域は、屋内に入れて下さいとありますが、我が家は本当に寒いので冬場のコンポストはお休みしています。
畑が雪に覆われてしまう前に次回のお届け日を翌年の3月にしてもらうように変更しています。
尚、畑に撒けないまま出来上がった堆肥をベランダに放置しておりましたが、春に開けてみたら全く問題なしでした。
使い切れなかった分は冬場は外で保管した方が良いかもしれません。(あまり温かいと虫が発生する恐れがあるため)
やって良かったこと
コンポストを始めて以来、毎日のお料理から出る生ごみについて、
今までは何も考えずに捨てていたのが、これは微生物さんのご飯になるかな?と考えるようになりました。
また、野菜の皮も、大事な栄養だなぁと思うようになり、少しでも食べられそうな部分は食べるようになりました。
夏場のゴミ袋の臭いがイヤで、ごみ箱を開けるのが怖かったのですが、それも軽減し、
1週間で2袋捨てていたゴミが1袋で済むことも増えました。
また、コンポストをかき混ぜて居る時、何とも言えない癒しを感じます。自分も自然の一員なんだなぁと
普段忘れている事実に気付けたりします。
デメリット
デメリットは、やはり費用が掛かるという点です。
しかも、始めた当初よりも値上がりしてしまって、これ以上はちょっと家計としては厳しいので、夏の生ごみが臭うシーズンだけの利用にしようかなぁと考えたりします。
最近はみみずコンポストも気になっています。
知っておきたいマメ知識
ここからは、資材とともに届くおたよりにある情報を元に、知っておきたいお役立ち情報を。
- 植えていない芽が出てきたのですが
-
コンポストに投入した生ごみの種から発芽することがあります。発芽する芽は、ピーマン、アボカド、スイカ、メロン、ミカンなど。(我が家はリンゴも)とくに出やすい種はカボチャ、トマトだそう。分解に負けなかった強い種が発芽するそうです。そのまま育ててもよし、芽を摘んでコンポスト化するのもOK
- コバエが気になります
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コバエに罠を仕掛ける知恵として、ビールかお酒50ml、水10ml、食用油か洗剤一滴を混ぜ合わせます。それを要らない容器に入れてコンポストの近くに置きます。お酒のほかにめんつゆ、すし酢でもOK。
また、コバエが嫌がる匂いで撃退する方法も。ペパーミント、レモングラス、ゼラニウム、ローズマリー、ラベンダー、セージ。こういったアロマオイルの香りは効果的です。
- 生ごみが増えてきてうまく混ぜることが出来ず、分解が進みません
-
「天地返し」を試してみましょう。
チャックを閉めたままコンポストバックを逆さまに持ち、全体が混ざるように降ります。バックをひっくり返すだけではなかなか混ざらない場合は、大きめの袋に中身を全部移して混ぜて戻すという方法もあります。
下の方までなかなか混ざらないことが多いので定期的にやってみると良いと思います。
最後に
たかが生ごみ、と侮るなかれ、自然の循環についても考えられるようになるコンポスト、
気になる方は一度初めてみたら良いと思います。
とっても楽しいですよ!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
3クール目を終えて追記
去年から始めたLFCコンポストも、今回で3クール目を終えました。
途中、月々の固定費を見直した時に、コンポストもやめようかなぁ、と思ったのですが
今年は家計のために本気で家庭菜園をしているのと、コンポストが生活の一部になり、燃えるゴミの量も一週間に一袋で済み、生ごみの臭いが激減しているので、今後も継続していこうと思っています。
今回の堆肥は今までで一番うまく分解できた気がします。
最初の頃は投入の量もよく分からなかったし、どのくらい細かくしたら良いのか、何を入れて良いのか手探り状態だったのですが
今回は毎日大体コンスタントに同じ量を、生ごみも割とラフに大き目なのを一か所に固めて資材をかけて、翌日スコップで砕くようにしながら大きく混ぜる、という作業を繰り返していました。
神経質になりすぎるよりも、このくらいざっくりとやった方が逆に分解が進むのかもしれません。
途中、白カビも見られたので、うまく分解できていたのだと思います。
ジャガイモの皮や
バナナのヘタの部分などはまだ原型を留めておりますが
そのうち分解されるだろう、と気長に捉えております。
何より、完成した堆肥が、全く生ごみの臭いがなくて、思わず深呼吸したくなるような、深い森の中にいるような香りがするんです…!
これにはびっくり。
今年はミミズの糞も混ぜて、更に多様な微生物を含んだ良い堆肥が出来たのではないかなと思います。
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