こんにちは、ぶひなです。
「どんどん気になる本を買って読んでメルカリで売る」
という形態から、最近は「市民図書館のサイトから予約で取り寄せて近くの市民センターで借りる」
という方にシフトしている私です。
この本気になる、と思ったらAmazonではなく図書館へ。
意外と気付いていない人が多いのか、綺麗な新着本がたくさんあります。
そこから、どうしても気になる本だけ購入すれば良い訳で。
言わば本のお試し、ですよね。
そんな中で最近読んだのがこちら
伊崎英典氏の、世界一美味しいコーヒーの淹れ方。
コーヒーは、最初は挽いてある豆を、何となく蒸らして何となく目分量で淹れていたのですが、
どうも薄い感じがするし、香りも良くない。
もっと研究したいなぁとYouTubeを漁っていたら
「美味しい コーヒー 淹れ方」とかで検索すると一番最初に出てくるのではないでしょうか。
このやり方を真似っこするようになって、コーヒーの味が劇的に変化したことを感じ、
とうとうドリップスケールまで買ってしまったんですよね。
私がコーヒー沼にハマるキッカケとも言える動画。
無料で視聴できるYouTubeとは違って、本にはもちろんこれ以上に
深く深くコーヒーについて語られております。
自分の中で再認識出来た事は、
- 粉は酸化しやすいので、絶対に豆から買うべき
- 品種よりも鮮度が大事。焙煎から日の浅いものを買うべき
- 豆の保存は購入した時のパッケージのまま保管し、瓶などに移さない
- 出来るだけ低い温度で保管、すぐに飲まない場合は冷凍もアリ
そして、新たな発見としては
- 豆を挽いたときの微粉が雑味の原因となるので、気を付ける(毎回グラインダーのお手入れをしていなかったのでやろう…)
- 「蒸らし」の大切さ
- お湯を注ぐ「流速」の意識
- 水もコーヒーの味に大きな影響を与える(ごめんなさい、お水にまではお金掛けられません。。。)
と、こんな感じでしょうか。
後は、レシピだと300グラムで紹介されていて、私もこれに倣って300グラムで毎日淹れているんですが、
夫婦二人で飲むと足りない時があるんですよね~
多分300が一番美味しく淹れられるのだろうけど、一応割合を守れば400でも500でも大丈夫、みたいなことが書いてあったので自分用にメモ。
出来上がりの量 | 豆の重さ | 蒸らし | 本抽出(2投目) | 本抽出(3投目) |
300g | 18~24g | 60g | 60g | 120g |
400g | 24~32g | 80g | 80g | 240g |
500g | 30~40g | 100g | 100g | 300g |
このような感じになるのかな、と思います。これ以上はドリッパーから溢れますね、多分。
試しに400gで淹れてみましたが、普通に美味しかったので、ちょっと多めに飲みたい時はまたやってみようと思います。
また、お湯を注ぐスピードが、動画だと分かりにくかったのですが、本には詳細に書かれてあって、
1投目は注ぎ15秒、待ち45秒(合計1分)
2投目は注ぎ10秒、待ち50秒(合計1分)
3投目は注ぎ30秒、待ち30秒~1分30秒(落ちきるまで)
このあたりも意識してみるとまた変わってくるかもしれません。
後は湯温ですね。。。
さすがに湯温計までは買ってなくて、大体沸かしたお湯をポットに移して、その中のお湯を使っているので、大体いい感じの温度になってるかなぁ、とは思っているけれど、そこもちゃんとやればもっと美味しくなるんだろうなぁと思いつつ、朝の忙しい時間にさすがにそこまでは、というのも本音ではあります。
しかし、この本で書かれていることは、そんな押しつけがましい話ではなく、
コーヒーの好みは人それぞれで、自分にとって最高の一杯を見つけるのが一番だと、
コーヒーの奥深さ、伊崎氏のコーヒーへの情熱を感じられる本でありました。
そしてなにより、ラストのあとがきに書かれていた文章に胸を打たれましたね。
彼がこの本を通じて一番言いたかった事なのではないでしょうか。
ここは是非、本を手に取ってご自身で感じていただければなぁと思います。
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